遠い日にみた 我が過去の像 幸せなのに気付かない人間の鈍さ 決して繰り返すことの無い起縁 何故かその気になり 予め仕組まれたよう 人間は欲するものを間接的にしか知り得ない そのきわに、羨望は消える 終わるときに見える 一コマの連なりを
詩のようなの新着ブログ記事
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コペルニクス的転回というもの 学問や芸術に言えること 努力して奉仕するのではない 我々を楽しませるためにそれらはあるのだ だからそれをやるだけで もう楽しいのだ 消費するより 困難に挑戦する方が面白い 賑やかなよりも 美の追求の方が楽しい それらを日々発見する喜びは 例えるものが無い
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どうしたって、時間は同じ のんびりしよう あくせくしても 効率化しても 単調になるだけ 焦ることは 本当の自分の声が聞こえなくなること 子供の頃、のんびりしてた 世界はゆっくり多様だった 大人にならなくていい 社会に同調することを覚えるだけ 安らぎは経済の中には無い 幼き日を思い出すだけでいいのだ
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この世の粗暴さにうなだれたとき 私の心は芸術に向かう その中では表現されたものは大したものではない それに対する感覚が全てである 物理的なものはそんなもの 心の中の繊細な部分は不自由なまま 物質からは離れるときが必要 うんざりする前に
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人は皆死にゆくものです よかれと思いなしたことも やがて記憶の中に消え いつしか止むものです かうすればかうなる さすればこうしよう 思い煩う日々は そこなりといいて そうして生きるは 飽くことを知り まだ見ぬものを 思いにけり うつむかず 思いのままに よすがの中を 彷徨う
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ありし日に ふと気づくと つやの満ちる 夜の顔 いとしきときも やがて失われ さりとて月も よすがのままに まぁそのようですな 時は止まり いわゆる よもやの中に 愛する人は くもの中に その姿も 去りゆく
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夏の夜の夢は 大きな波と ゆふべの香り おどろきて さもありし この磯は 言の葉のむねと あかりし おぉよすがに いとさわがしく この防人 声のよすまに ここは柵の わき立つ音の 余の庭の のぼりたつ
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