詩のような

なんとなく心に浮かぶが文章で表しにくいもの

詩のようなの新着ブログ記事

  • 映画のような

    遠い日にみた 我が過去の像 幸せなのに気付かない人間の鈍さ 決して繰り返すことの無い起縁 何故かその気になり 予め仕組まれたよう 人間は欲するものを間接的にしか知り得ない そのきわに、羨望は消える 終わるときに見える 一コマの連なりを

  • どちらでも

    ネット黎明湖は ネットインフラ不足を嘆く識者が多かった ネットが普及してからは スマホ中毒を嘆く識者が多い どっちだっていい 19世紀の頃は 学校には貧しくて行けない子の存在を嘆く識者もいたのだろう 学校に行けるようになってからは 受験戦争を嘆く識者もいる どちらでもいい ほどほどでいい ほどほど... 続きをみる

    nice! 1
  • 人生

    どんな人生でも 終えた後は、そこから演じるとはできない 人は宇宙霊が作った 人生行路という劇場の役者だ 役に優劣はなく むしろ地味な方が通好み 生み出すこと 思い出すことは この目に見える世界を歩いた その間のことだけ 霊界が舞台裏で 生きるということは舞台に立つこと 渦中にいる間は解らないが 終... 続きをみる

    nice! 1
  • 転回

    コペルニクス的転回というもの 学問や芸術に言えること 努力して奉仕するのではない 我々を楽しませるためにそれらはあるのだ だからそれをやるだけで もう楽しいのだ 消費するより 困難に挑戦する方が面白い 賑やかなよりも 美の追求の方が楽しい それらを日々発見する喜びは 例えるものが無い

    nice! 1
  • 時間

    どうしたって、時間は同じ のんびりしよう あくせくしても 効率化しても 単調になるだけ 焦ることは 本当の自分の声が聞こえなくなること 子供の頃、のんびりしてた 世界はゆっくり多様だった 大人にならなくていい 社会に同調することを覚えるだけ 安らぎは経済の中には無い 幼き日を思い出すだけでいいのだ

    nice! 1
  • この世の粗暴さにうなだれたとき 私の心は芸術に向かう その中では表現されたものは大したものではない それに対する感覚が全てである 物理的なものはそんなもの 心の中の繊細な部分は不自由なまま 物質からは離れるときが必要 うんざりする前に

    nice! 2
  • 人知れず心を病むとき いつの時代のものか分からぬ心になる 何となしに懐かしいものの 人は心の外に出られぬものと思ふ 独創性というものは 心の中に忠実にあることをいう またいつものうんざりするパターンとして 人は自分自身をみる やがて全ては幻と気づくときがくる 人は過去生を思い出せないので 年月の長... 続きをみる

    nice! 3
  • 人は皆死にゆくものです よかれと思いなしたことも やがて記憶の中に消え いつしか止むものです かうすればかうなる さすればこうしよう 思い煩う日々は そこなりといいて そうして生きるは 飽くことを知り まだ見ぬものを 思いにけり うつむかず 思いのままに よすがの中を 彷徨う

    nice! 1
  • ありし日に ふと気づくと つやの満ちる 夜の顔 いとしきときも やがて失われ さりとて月も よすがのままに まぁそのようですな 時は止まり いわゆる よもやの中に 愛する人は くもの中に その姿も 去りゆく

    nice! 2
  • 夏の夜の夢は 大きな波と ゆふべの香り おどろきて さもありし この磯は 言の葉のむねと あかりし おぉよすがに いとさわがしく この防人 声のよすまに ここは柵の わき立つ音の 余の庭の のぼりたつ

    nice! 5
  • 論理という一部に過ぎぬものが 世界を埋め尽くす 外面と裏腹に 気味の悪い虚しさを覚える 子が生まれたとき 犬と遊ぶとき 花を眺めるとき 人は充実した喜びを味わう 頭ではわかるが 心が追いつかぬ それが人間である それが感動である 宇宙根源神が宇宙を創ろうと 思ったのもそれである 神からみたら 論理... 続きをみる

    nice! 4
  • 雨を見た 子供のときの雨といっしょだ 雨は色々なものを中止にしてくれる 植物は潤い 雨音が聞こえ 面倒臭いのがなくなる 水は妙に現実感がある 原始生物のシンクロか 生まれた頃の水か 外部を切って捨ててくれる どんな時でもその時はそうするしかなかった 精一杯やってきた あの頃できなかったことを今やっ... 続きをみる

    nice! 4
  • 森を見た。 子供の頃見た森と同じだ。 生きることの臨場感が無い。 まるで過去のフィルムを見ている感じ。 今ここにいることも、バーチャルリアリティでは無いことは、証明できない 禅の実存に関する話、この問題を問いていない気がする。 なぜ、性の特徴通りに生きなくてはいけないの? なぜ興味の無いことに、場... 続きをみる

    nice! 2
  • ある晴れた日、 私は雲を見つめてふと思った。 それは何なのか。 その一点に対し、 時空の交差と、 運命と、 邂逅と、 既視感が襲う。 私は本当にここにいるの? この世にいるという錯覚か、 神が作ったシミュレーションの中にいるだけ? 言いえぬ点は無限を包括する。 それはまるで、宇宙とは心の中の幻かも... 続きをみる

    nice! 5