詩のような

なんとなく心に浮かぶが文章で表しにくいもの

ありし日に

ふと気づくと

つやの満ちる

夜の顔


いとしきときも

やがて失われ

さりとて月も

よすがのままに


まぁそのようですな

時は止まり

いわゆる

よもやの中に


愛する人は

くもの中に

その姿も

去りゆく